最初の工具紹介は何にしようかと数日悩みました。
私の好きなマックツールの中でも代表作かつ、ネームドのナックルセイバー!
最初の工具に相応しいでしょう。

私の好きな工具の種類の一つであるコンビネーションレンチは、スパナ(オープンエンド)とメガネ(ボックスエンド?リング?場所によって呼び名が色々ありますね)が一本になっていて、作業性も見た目も最高なハンドツールです。
しかし今の職場ではあまり使っている人がいない工具となっていて少し寂しいところです。(オフセットメガネやロングストレートメガネが多い)
支給されているメーカーのコンビレンチは全長が短いので、最初の緩めに使うには少し物足りない。
そして、スパナは支給がありません。
そうなるとコンビレンチはスパナの代わりに登場するということになるので、当然出番は少なくなります。

KTCが悪いというわけではないので、誤解の無いように宣言しておきます。
私はKTC大好きです!
KTCもネプロスではロングのコンビネーションレンチを出してますし、メガネレンチに関しては色々な長さや形状をラインナップしています。
なので日本の市場においては、コンビレンチというのはあまり需要がないのかなとも思います。
だいぶ脱線してしまいましたが、ここからナックルセイバーの紹介です。

紆余曲折してたどり着いたのがこちらです。
6mm から 24mm までノンスキップ(私はミリ刻みと言っています…これも悪い病気)の19本セット
カタログを見ると36mmまでの設定がありますが、既に廃番となっており、入手困難なのが残念。
ここで紆余曲折について少し触れておきます。

上からプレシジョントルク、ナックルセイバー(旧)、ナックルセイバー(新)
工具にはまっていく過程で、ラチェットやソケットの次に欲しくなったのがレンチでして、定番ですが最初は8×10,14×17のメガネレンチを買いました。
その次に購入したのがコンビレンチでした。
確かチラシに掲載されていた、レザーの収納袋付きのセットで8,10,12,14の4本セット、これが初めてのコンビレンチでプレシジョントルク(OEM製品、made in Taiwan)でした。
ここでOEMの洗礼を受けたんですよね。プレシジョントルクが悪いとか、台湾製が悪いとか言う気はまったくなくてですね、むしろ台湾製には好感を持ってます。

車の整備をしていると、どうしてもアクセスが難しい場面に出会うときがあります、そうしたときに立ち上がりの形状が違うメガネ部が助かったりもしますし、種類は多いほうがいいです。
値段にしても台湾製のほうはかなりリーズナブル(made in USAに比べたら)になっていて購入しやすいです。
しかしながら、ナックルセイバーの存在を知ってしまったら…

さて、そのナックルセイバーの魅力はというとオープンエンドの形状にあります。
先端は若干開き気味になっており、対象物に差し込む際にスムーズに差し込めます。
内側は面接触構造と上下にあるくぼみで対象物の角を保持し、ナメにくくなっています。
文章化すると小難しくなってしまいますが、要はスッと入ってしっかりグリップしてくれるということです。

ボックスエンド側は面接触の12ポイント仕様となっています。
6ポイント仕様もありますが、それはまた次の機会に。

この時代のは、刻印やメッキも綺麗でキットバッグから出してはニヤニヤとしてしまいます。

ナックルセイバーの魅力は十分に理解いただけたかと思います。
次回はナックルセイバーのバリエーションを紹介予定です。



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